まずこの本の感想を書いていく前に、
この本は、営業をしている人向けに
基本書かれていますが

それ以外にも、人間関係や人付き合いに関して
基本的な部分についても、かなり多く書かれてある本だ
ということを最初にちょっと書いておきます。

というのも結局、

生きてて何が一番煩わしいのか?

というと

元をたどれば人間関係だと思うのです。

例えばストレスをためてしまうのも人間関係から

また悩みの多くも人が関わらずには発生してないはずです。

これらを全部、他人のせいにしてしまえば楽なものですが

そうすると、いつまで経っても、人間関係が改善する事無く

ずっとストレスの毎日を過ごす事が多いようです。

結局、元をたどれば「人」にいきつきます。

このサイトを読まれてる人の多くは仕事をされてる方なので

「営業」がどういった仕事なのかご存知の方も多いと思います。

ただ、私自身は営業の経験はありません。

(接客業の延長の営業っぽい仕事はしたことがありますが
 専門ではした事がありません)

しかし、昔からこういう営業関係の本は読んでいました。

営業と接客業は、商品の売る方法が違うだけで
同じ仕事だと思ってた所があったんだと思います。

さて、過去にいろいろ読んできたのですが
今回の本は、ストーリー仕立てになっていて
大変読みやすい印象がありました。

プロローグから自己紹介が始まるのですがちょっと読んでみると、
どこにでもいる売れない一人の営業マンが描かれてました。

結局営業は売れてる時は天国だと思うのですが
さっぱり売れてない時は地獄だと聞いてたので
まあ、そうなんだろうなぁ。と他人事ながら読んでいくのですが
この人物の内情や周りの様子を頭の中でイメージすると
見渡せばどこにでもいそうな感じがしました。

そしてある人物と出会い、
営業のレクチャーを受けていく事になります。

この本のいいところは、ストーリー仕立てという所です。

営業の基本的な心構えやテクニックや知識が
ところどころに出てきますが

その一つ一つが

説明臭くもなければ、説教臭くもないのです。

いろんな営業の本はありますが
堅苦しい文章でまとめたものや
いちいち説明口調が目につく文章や
何か怒られてるかのような本が多い中

こういうストーリー風の営業の本は面白かったです。

ここで最初にもどりますが、人間関係についての話です。

営業というのは結局、人間関係が良好でないと
まったく数字が出せない仕事だと私は思うのです。

だから、人付き合いに関しては、
この本にもたくさん重要な事が書かれていました。

具体的には、話し方の基本的な部分とかです。

例えば相手の受け答え一つとっても、
相手がまだしゃべりたい時に、
話を割ってこちらからしゃべりまくる人を
関西地方ではよく見かけましたが、あれは営業ではNGです。

また、「ため」とか「間」についても
演劇をやってる人なら知ってて当然かもしれない話ですが
話の合間の「間」についても基本的なルールが書かれていました。

こういう知識は、営業をやってる人は知ってると思いますが
同じ会社でも製造や経理を専門にしている人達の中には
知らない事が多いのではないかと思いました。

また、別に主婦の人がこの本を読んでも参考になると私は思いました。

上に書いた通り、話し方のマナーやルールが書かれています。
近所付き合いが難しいと感じる人も日本には結構おられるので
この本を読んで、どういう話し方をすれば話を聞いてもらえるか?
が知識としてわかれば、あとは自己改善出来るかと思います。


さて最後になりましたが、私が読んでて思ったのが、

営業は知識やテクニックだけでは数字が出ないということです。

結局、その人の人徳がなければ、どんなにテクニックを駆使しても

(長期的には)数字が出せない感じがしました。

この本は営業について書かれていますが
もちろん営業にも役立ちますし、更に
人付き合いの改善にも使えると思います。

ストーリー仕立てなので、気になる方は読んでみてはどうでしょう。


著者 中村 信仁