なかなか治らない慢性病に悩んでる人が、治せるはずのない病院に行き、治らない治療と薬にお金を払ってることについて。

これは、ご老人を病院で見かける時に、
ときどき思っていたことでした。

極端な例かもしれませんが

今の病院というのは、高い機械で検査をして、
異常が見つかれば、そこだけに効く薬をだして
はい、治療できました。

という、まるで車や何かの機械に仕事をしている様な
治療というより、人間という機械のメンテナンス
をするところが、今の病院です。

全部が全部ではありませんが、
そういう風に、外からは見えてしまいます。

ただ、お医師さん自身は、
とても大変なのはよく分かります。

お客さんにあたる患者さんは、
素直な人もいれば、わがままな人もいます。
しかも、病気が治らなかったら医師のせいにする人も
沢山はいませんが、やっぱり居るのはいます。

本人はともかく、家族が無理難題を言ってくる事も多く、
心底疲れる仕事なのはよく知っています。

しかも、夜勤もあるので、体調のリズムも狂いがち、
不規則な生活は職業柄、しょうがない面もあります。

これにプラスして、自分で勉強しないといけません。

勉強といっても、医療の知識の勉強もありますが、
人間的な成長にかかわる勉強も同時にしていかないと、
傲慢な医者に、知らず知らずのウチになってしまいます。

気づいた時には、まわりからヤブ医者と言われてたりするので
人間性についても勉強していないと、
あっというまに病院が潰れるかもしれません。

それを踏まえて、書くのですが、

今の医師、お医者さんと言われる人には、
患者に対する思いやりや愛情が感じられません。

ある程度は、医師自身が
患者を言い聞かせないとイケナイ面もあるのですが
それでも、病気の人が不安になる様な事を、サラリと言ったりします。

例えば、
健康診断で、「高血圧ですね~」
の言葉のあとに、「あまりこの状態が続くと倒れますよ。」
と平気で笑いながら言います。

例え笑いながらでも、日頃から血圧に関して
かなり神経質になってる人にとっては、
とても恐ろしいことです。

こんな簡単な事すら、気配りすら、一部のお医者さんは知りません。

もちろん、相手の病気を治したい!と心底思ってるはずです。
さらに、出来ることなら、どんな方法を使ってもいいから
症状をやわらげたい!というお医者さんもいっぱいます。

しかし、こういう心無いひとことが、たまに出てしまうのです。

それは何故なんでしょう?

実は、答えは簡単です。

つまり、そのお医者さんが、その病気で苦しんだ事が無いからです。

経験した事が無いので、実際に今、病気で苦しんでいる人の

本当の気持ちが分からないのです。

これは、ある意味どうしようも無い事なので、

「はい、明日から、患者の気持ちになって治療にあたります。」

なんて言葉にしても、出来るものではありません。

いや、形、格好は出来ると思いますが、
本当の意味で、病気で苦しんでる人の気持ちを理解して
病気の治療にあたる。というのは、やはり難しいでしょう。

今、病院で働いてる医師の中で、
何度か死ぬような苦しい目にあった人、

もしくは、末期ガンから、
奇跡的に復帰してきた様な人が、何人いるでしょうか?

本当に、苦しんで苦しんでどうにもならない経験をした人が
元気になって、病気の人を診ているという状態が、
今の医療現場なら、たぶん、患者の病気自体の治りも早く、
入院の期間も少なくなるでしょう。

つまり、苦しんだ人は、人に思いやりがあるという事です。

苦しんだ経験の無い人でも、もちろん思いやりはありますが、
それは、経験から来るモノでは無い場合があり、
知識として、礼儀として身につけたものが多いはずです。

私自身は、医者でもなんでもありませんが、
かなりキツイ状態を、何度か経験しました。

はっきり言いますと、死んだ方が楽でした。

だから、何度も神様に、
「殺すならひと思いに殺してくれ」と願ったのですが、
なんの回答もなく、

かなり長い間苦しんだ後、小康状態まで回復しました。

この間、体重は20キロは落ちました。

何が苦しいのか?って言うと、
食べれなくて、体力が落ちてるのに
横になったら気分が悪くなって、
食べてないのに吐き続けるのが苦しかったです。

夜、いや、一晩中、
寝れずにこの状態が、何日かするとヘロヘロになります。

それでも、食べれず、ほとんど寝れないのです。

ただ、救いだったのが、
まだ、若いうちに、この経験をしたのが良かった。

70とか80とか、年を重ねて、体力がない人が、この状態になると、
ベッドでお迎えを待つだけの状態になったでしょう。

そう言う意味では、ラッキーな体験でした。

こういう経験をしてきたので、私自身、元気なお医者さんよりも
病気や辛い目に合ってる人の気持ちがよく分かるんじゃないかと思います。

苦しい人の気持ちは、自分が苦しい経験をした事が無いと、絶対にわからないからです。

後、もう一つ、ラッキーな事がありました。

私が、病気で苦しんでる時期、若いといってもつい最近ですが、
私の周りを見ると、みんな何かしら出世していました。
会社を継いで、若いのに社長をやってる人は、家も買ってたし
ベンツを2台ぐらいもってましたね。

また、結婚の話をよく聞きました。みんな家族をもっていきました。
子供も出来た、生まれたという話も、よく聞いてました。

私はというと、布団の中で、動けない状態でした。

いや、生まれた時から、動けない状態なら、
それでいいと思ってたはずなのですが、
学生の頃は、怖いものなしの状態だったので、

(剣道と柔道を段をもっていて、学生の頃は
 少林寺拳法と空手をやっていたので)

その時、体力もなく布団の中に昼も夜も動けない状態自体が、
私にとっては、ありえない事だったのです。

過去、なんでも出来た自分が、記憶に残ってたので、
周りを見ると、どうしても嫉妬や羨ましさが出てきました。

本来、自分も友達と同じ水準で生活してたはずだと、
どうしても考えてしまったからです。

これは病気よりも苦しい事でした。

過去、「出来た事」が、今、「出来なくなる」

というのは、すごく自分のちからの無さを感じてしまいます。

自分が弱くなったと、どうしてもネガティブに考えてしまうのです。

これは、ご高齢の方が、感じる感覚だとは思うのですが、
私は、若い時に、こういう立場になってしまいました。

これは本当に、とても苦しく辛い事です。

でも私は、逃げる事も出来ず、耐えるしか方法がなかったのです。

周りをみても助けてくれる人はいませんでした。

だから、私は自分で必死になって勉強しました。

そうするしか、この苦しさから抜ける事が出来なかったからです。

でも、この経験は、私にとっては大切な経験になりました。

今なら、ラッキーだったと言えます。

さて、(・ω・)ノ

重い話はここまでにして、

今の私は、のほほんと生きています。

至ってマイペース。

体調自体は小康状態という感じです。

が、あの時に比べたら、天国にいるようなもんです。

こういう風に、自分が落ち着いてくると、こんどは周りが見えてくる様になるのですが、

そうすると、私ほど厳しい経験をしている人は、そんなに多くは居ませんが、

人それぞれ、大変な経験や悩みを持っているのが見えてきました。

そこで、なにか役にたてたらな~と思って、今、書いています。

私は医師ではありませんが、辛い経験をしている分、
相談者の気持ちを共感できてアドバイス出来るかもしれません。

だからみなさん、私をうまく活用してみてください。(・ω・)ノ ね。


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