効率の良い人生、失敗しない人生が必ずしも正解ではない事も?

今回は、前回の
人は、その人が日頃思ったとおりに人生が作られてるんだな。と思った事。
という話を書いていて、
ふと頭に浮かんだことがあったので書いていこうと思います。

タイトルにはこう書きましたが、最初は逆に
必ずしも良くない人生とか失敗ばかりの人生が
正しくない生き方ではない。
というお話を書きます。

さて、前回書いた、学生の頃の友人の話ですが、
あの書き方だと、その友人は特に人から好かれるような人物には
あまり思えなかったはずです。

多くの人は、嫌いなタイプと思うはずです。

ただ、あの時は、
個人的にそういう印象を受けたのですが
この印象自体は良いも悪いもありません。

というのも、人というのは、
生きていく上で必ず悩みをもち、
失敗や挫折を度々味わうものだからです。

しかし、この失敗や挫折を何度も立て続けに味わうと、
誰でもふてくされる事だってあるだろうし
人に愚痴を言いたくもなるものです。

もちろん、何度失敗しようが、
ふてくされることも無く忍耐をフル活動させて、
耐えに耐え忍んで成功を勝ち取る人も中にはいますが
多くの人たちは、失敗したらストレスも溜まるし
挫折を味わえば、愚痴を言いたくもなるってもんです。

そしてこれが連続して起こる日だって時にはあるのです。

ただそれ自体をどう受け取るかは、その人次第ですが
そこで自信を無くしたり、ふてくされたり
落ち込んだりしたとしても
それが100%悪い事だ。
とはなりません。

逆に、失敗したり挫折したりして
自信をなくし、ふてくされ、落ち込んだりを
しっかり自分で体験(経験)することで、
自分と同じ状態になったまわりの人に
同情する事が出来るようになる場合もあります。

例えば病気を例としてあげるとわかり易いと思うのですが
健康でいつも元気な人で、これといった重い病気をしてこなかった人は、
毎日病気に悩み苦しんでいる人の気持ちは、本当の所は理解できません。

うわべだけなら、相手に合わせて同情するフリは出来ると思うのですが
自分自身は実体験がゼロなので、どれだけ相手が辛くてしんどかろうが
本音のところはまったくわからない。理解できないのです。

また、病気の人ほど、本能的に人の助けを欲しますが、
逆に、元気な人は?というと、他人のことを気にかけません。

(人生が充実していて、楽しく生きていけるから
 他人にまで気が回らないというのが正解かもしれまんが)

こういうこともあって経験のない人は、相手の立場に立って、
相手を気遣うという行動自体かなり難しくなってくるのでは?
というのが私の考えです。

しかし、そういう元気な人が、重い病気にかかってしまい。
長期間まともな生活ができなくなったとしたら。。。

たぶん、次に病気の人に会った時は、
思いやりや気遣いができる人になってるのではないでしょうか。

これを上の状態に当てはめて考えてもらうとわかってもらえると思います。

実際、失敗や挫折を何度も経験していれば
人がそうなった時に、思いやりのある言葉をかけたり
気遣い出来る人になりやすいと
私は思ってます。

こういう視点で考えるみると、

効率の良い人生、失敗しない人生ばかりが
必ずしも正しい人生とは言えないのではないか?

と私は思うのです。

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