断食について。2(自分の経験編)

さて、今回は、
断食を実際にやってみての経験を書いてみようと思います。

その前に、私自身が初めて断食を考えたのは、過去、
体調が良くなかった時期に、薬以外で何か方法がないか?
と、いろいろ探したところ、断食で病気が治った。
という記事を見たのが始まりでした。

後はネットで調べ、本でも調べて、あらゆるところで色々
知識を蓄積しましたが、本断食(3日以上水だけの生活)
だけは、かなり気をつけるようにしました。

あれは古い本だったと思うのですが、過去、
断食を研究してた人が、レポートとして書いた文章を読みました。
それは、どこかの修行場でのレポートだと思ったのですが
断食修行中に、何人か命を落とした。という事が書かれてました。

もちろん、断食のみではなく、
他の荒行も併用していたと思いますが
レポートでは、命のギリギリの所で修行をする結果
いろんな能力が開花する事がある。とまとめられていました。

私自身は、人間の能力の限界に挑んで、
超能力を得ようなんて、微塵も思っていないので
まったく関係の無い話なのですが、このレポートを読んで
本断食は命懸けの修行みたいなものなんだな。と理解しました。

そこでまず初めにやったのが、
にんじんとりんごの断食(ダイエット)です。

これは朝昼晩と、三食全部、
にんじんとりんご、後は水だけにする。
という内容の断食です。

他の物は一切口に入れません。

期間はだいたい一週間です。

また、この断食は、後で出てくる復食(断食後の回復食)を
する必要があまり無いので、手頃な面がありました。

さて効果は?というと、
これをやると、腸の中を掃除してくれる様な気がしました。

にんじんとりんごしか食べてないのに、
トイレで大の方が、よく出てくれました。
(便秘で困ってる人には良いかもしれません)

また、ダイエット効果もある様で、
お腹周りも少し引き締まったのが実感としてありました。

ただ、自分の病気には激的には改善しませんでしたので、
次のステップに進みました。

そう、次は、本断食です。

基本的に、病気の人がひとりで本断食をしない方がいいです。

まして、初めての本断食ならなおさら。

その理由をこれから書きます。

さて、本断食をするにあたっては、する前日から、
食事をおかゆのみにしないといけません。
(これは後で理由を書きます)

私の初めての本断食では、
この前日に食べるのを控える。
おかゆだけにする。をしませんでした。

普通に食べて、というより断食をするので
いつもより多めに食べて、本断食に入りました。

さて、朝から水だけです。

水は、欲しいなら、
(極端に飲み過ぎるのはダメですが)
欲しいだけ飲むようにしました。

しかし、
水というのは味が無いので飽きるので、そんなに飲めません。
(実際に普段より飲めないはずです)

ただ、何も食べてないのでお腹は減ります。

そこで腹を膨らませる為に水を飲むのですが飽きます。

そうこうしていると、夜が来て寝るのですが、
わたしは、この初回の夜が寝れませんでした。

何故か気分が悪いのです。
水しか飲んでないのですが、調子が悪く横になれません。

そして夜中に何度かもどしました。
(もちろん一睡もできませんでした)

そして、次の朝になったらスッキリ!・・・する事もなく、
吐いてるので、体力が無くなりフラフラ状態です。
もちろん徹夜の影響もありました。

これは流石にまずい状態だったので、
私は病院にいって点滴を受けました。

(病気で衰弱している人や、虚弱体質の人、
 ご老人は、こういった状態になるかもしれないので、
 本断食は、断食道場でやったほうがいいでしょう)

私自身病気でしたが、若かったのと、
学生の頃、武道をやっていたので
徹夜で吐き続けても、フラフラ程度で済みました。

この本断食の事を、後から購入した本の中に、
私と同じ様な状態になる人がいることが書かれていました。

簡単に書くと、
悪食、つまり、ジャンクフードや肉が多い食事で
断食前夜に、お腹いっぱいにしてしまうと、
本断食が始まったその日の夜。
もしくは、二日目の夜に、
私の様な状態になる人が出てくる様です。

これは若い人でもキツイ状態なので
出来るなら避けたい事です。

だから上に書いた、一日前はおかゆのみで過ごすと
本断食の安全度が上がる。というわけなんです。

もちろん、人それぞれ違うと思います。

ただ、実際にやってみて、私と同じ様な経験をした場合
本気でマズイ。と感じると思うので、
あらかじめ、こういう事がある。という事を書いてみました。

本断食をされる方に、参考になれば幸いです。