病気の人が病気を克服して、健康で元気になれれば、幸せになれると思いますか?

これは、お金持ちになれば幸せになれるのか?
の健康バージョンです。

これも、お金持ちの時と同じ様に、病気が治ったからといって

「健康で元気になったら、幸せになれる!」

というものでもないのでは?という話をしていきます。

さて、もちろん、人間、健康が基本です。

これは疑いようのない事実だとは思うのですが、
しかし、健康でも不運な人は多いし、悩みを抱えてる人も沢山います。

そういう悩みを持った人が病気になったり、
不運な人が事故にあったり、健康じゃ無くなる事例だけは、
この世の中、事欠きません。

私自身、経験してはっきり言える事は、

病気になると、豊かにも幸せにもなりにくいし、
実際には、豊かで幸せであるに関わらず
そう感じにくくなってしまう。

という状態にだけは、かなりの人がなってしまう。
と思ってます。

また、
健康な人が、重い病気やひどい怪我をして、
「私は幸せだ」とか「運がいい」と
言ってる人を見たことがありません。

もちろん、表面的に、一時的に言葉にする人はいます。

しかし、本音で心の底から、勝手に口から出てきた!
という人は、世界中を見ても、そんなにはいないでしょう。

実際に、重い病気や死んでもおかしくない怪我などをした人の本音は
まず最初に、運が悪いと思うか、不幸だと思う事でしょう。

これは普通にみなさんが経験している事なので、
だいたいみんな、こんな感情だと思います。

さて、ここからが本題。

病気の人は、「健康になりたい!」と思うはずです。

例外としては、生まれた時から重病の人は、
健康という状態そのものを経験していないので、
健康になりたい!という気持ちは無いかもしれません。

重病な人ほど、まず健康になりたい!が最初でしょう。

でも、ご老人、得にご高齢の人は、本音の所は、
治りたいとも思ってない人が多いと私は感じています。

本人は意識して無いかもしれませんが、
「私はもう若くは無いから、このまま病気で死ぬかもしれない」
と、病院のベッドで、ふと思っているかもしれません。

これは一人暮らしの人や、趣味などをもっていなくて、
まわりに誰も話し相手がいない場合の人ほど
こういうケースが多々あるのでは?と思っています。

こういう意識の人は、残念ながら、
本人の思った通りに、病気で亡くなるでしょう。

つまりこの世の中では、
その人の思った通りに経験していく事が多くあるからです。

自分の中に、そういう気持ちがあり、
もし、冗談でも何度も口に出して言ってたら
その通りにならない方が、難しいという話になります。

自分で思って、しかも人にまで言っておいて、
病気では死にたくない。という考えの人は、
都合が良すぎると言えるかもしれませんね。

私の病気での対処法のひとつに

「どんなに苦しくて、辛くても、絶対に口には出さない」

という行動があります。

これは、思っていても、日常では絶対に口には出しません。

つらさを(人前で言うのは)我慢し続けます。

(もちろん医師に対処してもらう場合は全部言いますが)

つまり、私は、

病気というのは、言葉にすればするほど、
病気自体が重くなる場合もあれば、
つらさやしんどさ、苦しさも更に増す。

早く治りたければ、じっと我慢して、
例え思っていても口には出さない!
事で回復が早くなる。ととらえています。

口に出す。という事は、その状態を具現化する。に近い意味があり、
例えば、「病気で今、苦しいんだ!」と口にすると
現実に、病気で苦しい状態を、これからも作り出してしまうのです。

言えば言うほどに、苦しい状態を、現実に作り出していく。
ということになります。

これを知らない人は、ずーーーーと、病気で苦しんでいますね。

治るにしても、長引くのは確実です。

もし、これを読まれた方で、周りに病気の人がいた場合、
ちょっと観察してみると、ここに書いてある事が
理解でき、分かるかもしれません。

病気の治りが早い人、(わかってる人は)
まず、自分の病気の話題をしない様に
しているのに気がつくはずです。
逆に、心配させない様に人を笑わせたり、気を使ったりして
空気を和ませてる雰囲気に気づくかと思います。

どんなに病気で苦しかろうが、「笑顔」で人に接してるはずです。

こういう人には、運が味方するので、病気の治りが早いのです。
(ただ例外的に寿命で亡くなる事もありますこれは仕方がない事です)

さて、話をもどします。

病気の人は、
誰もが元気になりたい!と思っているはずなのですが、
口では、「元気になりたい」と言っていても、
内心では真逆の事を考えてる人も多いのです。

これは、前にも書いたのですが、

仕事中に病気で倒れて入院中の人の中で、
仕事で忙しい人が、心身ともに疲れきっていて、
嫌な仕事をヤリたく無い為に、口では治りたいと言いながらも、
心の中では、病気が長引けば、ゆっくり休んでられる。と
いつも考えてる人がいるのですが、

こう言う人は、病気がなかなか治りません。

つまり、口先では治りたいと言っても
本音の方では、何度も何度も、治りたくない。
と思ってるから、本音の方が数が多いので優先されてしまうのです。

こういう人は、例え元気になっても、幸せだとは言えませんよね?

元気になったら、
また、嫌な仕事を無理矢理しなければならないからです。

他のパターンとしては、前出のご老人。

私はもう、先が長くない。と口に出してなくても、
いつも思っていれば、もし、仮に、奇跡的に回復して、
元気になっても、幸せにはなれないのでは?と思います。

このご老人には、健康でも病気でも、
自分の世界が、あまり変わらないからです。

逆に、病気でいた方が、
周りの人達の「あたたかいお世話」気遣いがあるので
ずっと死ぬまで、病気でいた方が、
その人にとっては幸せな場合があるのです。

こういう人は、病気が治ってしまうと困る事になります。

もちろん健康になれば、あたたかいお世話が無くなります。
自分にとって、とっても楽しい時間が消えて無くなるので
とても幸せには思えなくなってくるはずなのです。

つまり、健康になって幸せになるどころの話ではありません。

話し相手のいないご老人ほど、
病気が回復して健康になる事は不幸なのかもしれません。

ただ、ビジネスマンにしても、
このご老人にしても、改善の方法はあります。

このビジネスマンの人は、
病気が回復して元気になった時に
自分にあった好きな仕事に転職して、
朝も夜も働く事で幸せになれると思います。

(嫌いな仕事を我慢して働く人は
 会社にとってもその人にとっても有害なのです)

ご老人の場合は、病気で入院している頃から、
お医者さん自身が率先して、何か趣味を持たせてあげたり、
そういう孤独な老人が楽しく集まれる場を紹介したりして、
退院後に、ひとりで居る時間を極力なくす方向に持っていければ、
病気の治りが早くなり、しかも、退院しても趣味に没頭して
病気自体にもあまりならなくなると思います。

つまり、今、病気で苦しんでいる人は、老若男女、年齢問わず、
健康になったら、何をやるか?何をやれば楽しめるか?
を具体的に計画を立てるようにすれば、(←病気中にです)

病気の人が健康になったとき、幸せになれる確率が上がる。

という事になります。

自分が病気だからといって、そればかり気にして
健康になった時にどうするのか?を考えていないと、
いざ、回復して健康になった時に、
何も無い自分に唖然とする事になります。

ご老人ほど、生きる目標や希望が無い場合、
幸せに感じる事が出来なくなると思うので
ここは注意が必要ですね。

まとめると

病気で、重病な人ほど、回復して元気になった時、
自分が何をしたいのか?何に取り組みたいのか?
何を目標にするのか?を具体的に計画していきます。

健康になった時、これらを全部実行していけば、
生きてる実感もあり、しかも、幸せに感じる事が多くなると思います。

もちろん、計画通りにいかなくてもOKです。

要は、健康になったら、自分はどうしたいのか?

が病気中にいつも考えて、計画を練っていれば、
実際に健康になった時、
何をしたらいいのか迷う事が無くなるので
楽しく生きていく事ができます。 

と、これで終わります。 参考になったでしょうか ( ´ ▽ ` )


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