人はその時の体調次第で、見ている景色が違ってくる。というお話。

私もそうなのですが、
多くの人は、自分の見ている景色や場所が、
他人も「同じように見えてるに違いない」と考える傾向があります。

これはどういう事かと言うと、
例えば、山の頂上で景色を見たとします。
もしかしたら空も晴れていて、素晴らしい景色かもしれません。

しかし、元気な人なら満喫できる景色でも
体調が悪かったりすると、その素晴らしい絶景ですら
場合によっては全く楽しめなくなる事があるようです。

(まあ、友達と集まって車で旅行とかすると
 たまに、車酔いする人が出てきますがあれと同じで、
 本人は外の風景どころではない状態でぐったりしてたりします。
 でも、その場の元気な人たちは、
 うるさいぐらいに喋ってたりするので
 ホント別世界にいる様な感じがしてきますね)

実はこれは、日常にも当てはまります。

世の中にはいろんな人がいるのですが
健康な人もいれば、そうでない人もいます。

そして健康な人と
そうでない人が見てるものは
あらゆるものが全く違って見えてしまってるのです。

例えば、仕事で人と会うことが多い接客業などは
元気な人なら、お客さんがイライラしてようが
むすっとしていようが、体力に余裕があるので気にもしません。

しかし、
同じ人でも一時的に体調不良になった場合、
とたんにそういうお客さんを見るだけで
気にしないどころか、気にならないように避けたり
積極的にお客さんに関わろうとしないことだってあります。

同じお客さんでも、自分の体調次第で
気にもしない場合もあれば、あまり関わりたくない
嫌な客にも見えてくる場合があるのです。

そしてこれにプラスして、
こういった社員+お客さんというパターンだけでなく
社員+社員というパターンも結構あります。

例えば会社で働いていればほとんどの場合、お客さんよりも
一緒に働いている同僚(社員)の方が
顔を合わす機会が多いと思います。

そしていつも健康で元気な人は気付きにくいのですが
普段から体調が優れず、気持ちの浮き沈みがある人、
時々、イライラしてたりする人がたまにいますが
そういう人達は、同じ職場で働いているにもかかわらず
元気な人とは、見えてるものが全く違います。

やっぱり体調が良くないと、
一緒に働いてる人相手にも無愛想になるし、
嫌な言葉がふと、出てしまうことだってあります。

また、元気でバリバリ働いてる人をそばで見てると
自分の不甲斐なさに落ち込むこともあるようです。

そして体調が良くない状態が続くと
負のスパイラルにはまって、
どんどん自己嫌悪に陥ってる感じがします。

だから、という訳でもないのですが
会社であまり調子が良くない人を見かけたら
フォローしてあげてください。

元気な人は気が付きにくいのですが
調子が悪い人は、何をやってもうまくいかなくて
人知れず落ち込んでる人が多いようです。

そして、本人の目の前で
仕事を手伝うのが恥ずかしいなら

本人の仕事が楽になる様
陰ながらフォローすることなら
いくらか出来ると思います。

できるならちょっと気をかけてみてください。

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