いつもお金が足りないと母が言ってるんだけど、お金の使い道を聞くのはまずい?

こちらの方は、両親がお店を経営されてるのですが、
子供である兄と相談者が、家にお金を入れてるにもかかわらず、
毎月、お金が足りないと、母がこぼすんだそうです。

ただ書いてあるのを見たかぎり、
こちらの兄妹で家に入れてるお金は、結構な金額でした。
この二人分だけでも、家族で食べていけるぐらいの金額です。

両親のお店の儲けを入れたら(儲けてれば)
足りない事は無いはずだと、兄さんは考えてるそうですが、
家計を総括している母に聞くにしても、
お金の事に関しては、聞きにくそうでした。

相談者は、親に、家計がどうなってるのか聞きたいのだけど、
聞いてもいいのだろうか?角がたたない聞き方があるのだろうか?
と聞かれていました。

          ・・・

私自身は、一家の家計の状態は特に、
家族全員がよく分かってないといけないと思っています。

子供だろうと両親はもちろん、
おじいさんおばあさんも一緒に住んでいるなら、
全員が家計の内容を把握してないとまずいと思ってます。

たとえば、

家族の一人でも、家計の内情を知らずに、
クレジットカードで遊び歩き、数百万ほど借金してて
会社を首になったりして、払えなくなったとしたら、
家族が立て替える事になると思います。

もちろん勘当して、ほおって置くこともありますが、
だいたいは、家族が一時的に立て替えて、納めると思います。

これ以外にも、家族の誰かが過失の事故を起こし
多額の賠償責任を負う場合などは、
本人はもとより家族も、
お金の都合をしないといけないかもしれません。

こう考えると、
お金は誰が稼いでも、家族単位で見る方が
一般的じゃないかと思います。

ただ、子供が親にお金の話を聞くだけなら、
両親との波風は立たないとは思いますが、
これに、意見を言う場合は、話が違ってきます。

お金というのは、結構、複雑な感情が絡んできます。

稼ぎが少ない人ほど、他人の稼ぎを比較し気にします。

しかも、「稼ぎ」もそうですが
「お金」に対しても劣等感を持ってる人が、
この日本では少なくありません。

それは、「お金」そのものの勉強を、
学校で習ってこなかったためです。

お金の実態を、学校で教わってないので、
家庭でも教えてもらってない人は、
社会にでて、自己流でお金を勉強する事になるのですが

自己流は、結構間違ってる事も多く、
その間違った解釈でお金を理解しているので、
お金にネガティブな感情を持ったりします。
そうすると稼ぎやお金の話を嫌う人が出てきます。

(これは一部の人だけの話かもしれないので
 そういう人もいるのかな?程度で読んでください)

          ・・・

さて、家計の話となると、稼ぎやお金の話になります。

親は、子供に、家計の話をしたくない人もいます。

稼ぎが少ない人や劣等感を感じてる人ほどそうだと思います。

その親に、子供が何か意見をした場合、
当の親は、子供たちが、
意見を言ってくれて参考になる。有難い。

と、思うより、気恥ずかしさや、劣等感を感じて
腹が立つ人が居るかもしれません。

ただ、こういう反応はひとそれぞれで、考え方によります。

お金に対して知識があり、自分なりの哲学、
考えを持ってる人なら、稼げなくてもお金をもってなくても
劣等感は無く、冷静に家計の会話が出来ると思うのですが、

お金に劣等感があったり、お金そのものの知識がなく、
お金に振り回されてる人生を送ってる人ほど、
家計やお金のことを聞かれると、あわてます。

さて、

親からみれば、子供の立場は低いので、
対等な立場での会話は難しいはず。

人によっては、「食わせてやったのに」とか
「誰のおかげでそこまで大きくなれたのか」と
言葉にする人もいます。

ただ、これも人それぞれで、勉強してきてる人や
人間性が高い人ほど、こういう発言はしません。

わが子が生まれてきてくれたから、自分が親になれたんだ。
という謙虚な考えの人や、

この厳しい世の中でも、ちゃんと大きく育って
今、子供たちが、生きてきてくれてるおかげで、
自分も親という立場に居られるんだ。有難い。
という考えを持ってる人もいます。

人それぞれです。

上のタイプの人が悪い。下のタイプの人が良い。

と、言うわけでもありません。

いろんな人がいるので、相手に合わせて話をする配慮がいる。

という事です。

家計が苦しい場合は特に、子供たちに、
親の弱いところを見せたくないはずです。

しかも弱いところを指摘されたら、
誰でも辛いし悲しくなったりもします。

こういう場合は、特に気を使って、
「家族みんなで、この困難を乗り切ろう」という感じで
家族会議をするのが一番だと思います。

まず、コミュニケーションを小さくてもいいので
取っていく事が大事じゃないかと思いました。

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