私たちは、結構、世の中の事を知りませんしわかっていません。(就職する前にしておきたい17のこと を読んで2)

実は、日本の高校や大学を卒業したぐらいでは、
人間の生死観や社会の構造はもちろん、
お金そのものの事すら知識として持ってない人が多い様です。

これは大げさでもなんでもなく、例えば高校生や大学生に、
人とはなにか?とか死んだらどうなる?と尋ねて、
理論的に人に分かりやすく話せる人はほぼ皆無だと思います。

社会の構造にしても、誰が経済を動かしているのか?
お金そのものとはいったいどんなものか?

を理論的に説明して納得させてくれる
二十歳前後の社会人はどれだけいるでしょうか?

また、ここを読んでる人で二十歳前後の頃、
上記を全部説明できたと言い切れる方がいるでしょうか?

人に聞いてばかりではなんなので、
わたし自身はどうだったんだ?というと、
まったく、答えられない人間でした。

実際あの頃の自分は、人が何故生きてるのかなんて知らないし、
死んだらどうなるか?なんて夢にも思わない。

社会構造なんて、考えたことすらなく、
誰が経済を動かしてるか?なんて、政治家だ。
というぐらいの知識しかありません。

お金そのものの知識ですら、モノと交換できる紙程度。
親からは、借金はしない様にして保証人にはなるな。
というぐらいしか聞かされていませんでした。

しかし、これは仕方がない部分もあります。

多くのサラリーマンの一般家庭では、
家庭内で特別に時間を作って
お金や仕事の勉強を子供に教える事がありません。
(する時間も無いかもしれませんし)

そもそも、普通のサラリーマンの親が、
社長の立場で子供に教える事はできないだろうし
会社経営をした事がない人が、社会の構造やお金の意味を
実体験を通して事細かく教えるには無理があるでしょう。

それに、昔の一般サラリーマンの情報源は
テレビと新聞しかありませんでした。

今だから言える事なのですが、
こんな程度の低い情報しか見れない状態の人が、
世の中の正しい情報を知っているはずもなく
誰が経済を動かしてるのか?なんて
一般の人は、答えようが無い状態だったのです。

つまり、新聞やテレビ程度の知識で、社会はこうなってるんだ。
と子供に教えていれば、かえって混乱を招く結果になったのです。

ここだけの話ですが、
私の親はとても頭の回転が早く勉強が出来るタイプです。
しかも、絵を書く才能があり、芸術の分野も才能がある人です。

しかし、(たぶんですが)
ここのサイトに書いてある情報は
ほとんど、知らないことばかりだと思いますし
もちろん、誰が経済を動かしてるか?なんて答えられません。
(※わざわざ人に教えるのもお節介だと思うので
  親にはこのサイトを書いてる事自体言っていません)

たぶん、人生の意味は親なりの答えがあると思うのですが、
地球の構造や宇宙の構造、人が死んだらどうなるか?
という根本的な話は、あまり知らないと思います。

ただ、今までは知らなくてもなんとかやっていけてました。

しかし、これからの時代は、変化の時代です。

これからの世の中は、
安定というものがだんだん消えていき
どんなことも変化する時代になっていきます。

現状維持や安定志向が通じなくなってしまうのです。

だから、
生きていくには、正しい情報を持っていないと、
後々困る事が多くなるかもしれません。

この本には、自由人と不自由人の話が書いてあります。

自由人というのは、お金を制限なく使えて、
好きな時に仕事がやれて、自由に休みが取れる人。

不自由人はその逆で、お金に制限があり、
仕事に拘束されて、休みもままならない人です。

ここを読まれてる人は、ほぼ下のタイプでしょう。

ただ、下のタイプが悪い。
というわけでもありませんし

上のタイプになろうと決心すれば、
時間がかかるかもしれませんが
なれる可能性はあります。

この世の中には、自由人か不自由人の2タイプの人がいます。

正しい情報を知らない人、
勉強をして知ろうとしない人、
また間違った情報を正しいと信じてる人などは、
ほぼ不自由人だと思います。

ただ、勉強するなりして正しい情報を知ると、
この自由人か不自由人のどちらになりたいのか?
という選択肢が自分に与えられるようになります。

あなたの人生は、あなた自身のものなので
どちらを選択してもOKです。

もう一度言いますが、これからの時代は、変化の時代です。

安定志向は通用しなくなるので、
不自由人は、さらに不自由人になっていくでしょう。

人生に行き詰ってる人は、
どちらがいいか考えてみるといいかもしれません。


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