西式健康法 <背腹運動> 2

さて、今回は背腹運動をやっていくと
どんな効果が出てくるか?を書いていきます。

この運動は、お腹を出したり
引っ込めたりする運動も同時にするので
お腹の中が、とても活発になります。

前に金魚運動を紹介したのですが、
その運動はお腹に悩みがある人や病気がある人に
とても効果がある。と書きました。

ただその時に、腸の癒着の事も書いたのですが
あの金魚運動は、お腹を左右には動かすのですが
お腹自体は、出したり引っ込めたりしません。

他に、合掌合蹠もお腹に作用がある
とは書いたのですが、これは上下に作用します。
これも同じく特にお腹に力を入れません。

しかし、今回の背腹運動は、体を左右に振りながら
お腹を出したり引っ込めたりします。

つまり、この左右と前後の動きが合わさって、
お腹の中の奥までしっかり運動することになります。

この背腹運動をすれば、
お腹が活発になるのはもちろん
腸の癒着も少しずつでも取れていくはずです。

ただし、この運動にプラスして食事の仕方を変えないと
ホトンド効果が出てこない人もいるので
そこだけちょっと書きます。

とうとつですが実は、人間は一日2食で、
普通に生きていける様にできています。
(自分の体にあった食事の仕方で。ですが)

今の日本では、多くの人が食べ過ぎの状態です。

病気の人や、調子の悪い人は、
食事の量を減らす。もしくは短期間断食をする。
これだけで、改善する人が実は結構いたりします。

前にも書いたとおり、食べ過ぎると
体の中で食べたエネルギーを燃焼しきれずに
不完全燃焼を起こして、一酸化炭素を発生させます。

この一酸化炭素は、
いろんな病気の元になるもので、
がんになりやすい体質になるそうです。

これは、裸療法をすれば、
一酸化炭素を炭酸ガスに変えて
体外に出す事で解消できるのですが、

そもそも、食べ過ぎなければ、
裸療法をあまりしなくてもいいはずです。

また、食事の内容や量と質、回数を見直さないで
この西式健康法を必死にやっても、
(私の経験からみても)
劇的に調子が良くなることはありません。
もちろん少しずつ改善はしていきますが。

この西式健康法で病気を治す場合、
断食をしながら実行すればとても効果がありますが、
重病の人や、断食をやった事が無い人には、
とても危険な事なので、簡単な方法として、
食事の回数や量を減らし、肉をあまり食べないで
野菜中心、発酵食品中心の昔ながらの日本食、
をおすすめします。

朝昼夕とがっつり食べて、小腹がすいたら
お菓子とジュースで、お腹をいっぱいにして、
夜食にラーメンを食べながら
お腹が痛くなったから、金魚運動をする。。。

なんて事をしても、そんなに効果が出てこないのが
この西式健康法なんです。つまり、食事から改善です。

さて、話をもどしまして、

この背腹運動は、なぜ体を左右に振りながら、と
同時に、お腹を出したり引っ込めたりするのか?
を書きます。

これは、体を左右にふると、
交感神経が活発になり、体が酸性に傾いていきます。

そして、お腹を出し入れすると、
副交感神経が活発になり、体がアルカリ性に傾きます。

これを見てもわかるとおり、片方だけをずっと行うと、
一方の神経ばかり活発になり、体によくないのです。

両方同時にやる事によって、
自律神経のバランスが取れて、
脳脊髄神経の働きが良くなり
体液が中和するそうです。

結果、自律神経失調症にもとても効果があるそうです。

それと、金魚運動の時に説明した、
背骨の話を思い出してください。

この背腹運動は、金魚運動より更に、
背骨の矯正にとても効果があります。

曲がった背骨の矯正は、
この背腹運動>金魚運動の順で効果があり、
もちろん、背骨の土台になっている足の矯正を、
合掌合蹠でやると、更に効果がアップします。

最初は、ちょっと難しく感じると思うのですが、
ゆっくりでいいので、習慣にしてみてください。


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