さて、この本には、薬の他にも、
今の日本医学の生い立ちや歴史も書かれています。
私は興味がなかったので、
医学会の歴史はさっぱりだったのですが、
読んでみると、今の医療現場の原型というか
背景がよくわかります。
また、健康診断についても書かれてありました。
まあ、毎年受けてる人は、、、頑張って生きてくださいね。
としか、言いようがありません。
自分自身も健康診断で現場でやってる事について、
他の本やネットでいろいろ聞きましたが、
この本で、ある検査を受けて
○○になる確率は「数字としてはこうですよ」
と、目にしてしまうと、流石にこれは。。。
と感じました。
(ある診断の数字を健康診断の例としてあげた数字でしたが)
さて、ここで面白い話をひとつ。
本の中で、日本医師会の武見太郎さんの話が書かれていました。
この方は、日本に現在、健康診断で使用している
間接投影タイプのレントゲン機械を導入された立派な方です。
その立派な方は、放射線のプロでした。
ただ、胃がんで亡くなったそうです。
しかし、生前はどんなに調子が悪くても
「西洋医学の薬」を一切口にすることを拒み
漢方薬しか飲まなかったそうです。
また、どんなに健康診断をすすめられても、
絶対に受けなかったそうです。
レントゲンを導入した本人で、しかも、自分も周りも医師だらけ
健康診断の促進に大活躍をしてきた実績もある人
なのに不思議なこともあるもんですね。
(ま、そういうことです)
さて、最後になりますが、結局、お金の為なら何をやっても許される。
がまかり通っているのが、今現在の日本どころか、世界の常識です。
この本の最後にも、私と同じ考えが書いてありました。
それは、
「企業はある意味なんでもしますよ。お金の為ならなんでも。
人を殺すことが儲かるなら殺す方を選択するし、
人が健康になる方が儲かるなら健康のためならなんだってします」
と、今の世の中の現状をそのまま書かれた後、
今の人殺しの医療を変えるなら、人が健康になれば報酬がもらえる。
というルール、制度にしてしまえば、世の中が変わりますよ。
と、最後とあとがきで提案されてました。
私ももっともだと思いました。
そして、これが唯一の方法だとも感じました。
みなさんも、一度、読んでみてください。
知らないと損をする話。というより、
知ってないと、命をも落としかねない話かもしれない。
と私は思っています。
著者 ベンジャミン・フルフォード
初版 2013.4.5