嫌いな上司、仕事もまともにできない上司、そのくせ人を見下した態度をよくとる上司への対応。

嫌いな上司、仕事もまともにできない上司、
そのくせ人を見下した態度をよくとる上司への対応。

さて、こういう上司というのは、どこに行っても

どこの会社にでも一人はいるものなのですが、

これが自分の上司となると、他人事ではなくなってきます。

ただしこれは

「一方的に相手が悪い」

という単純な話でない事が多く、

実は

「自分自身にも原因がある」

という場面も多々あります。

良く聞く話だと思うのですが、

結局、自分がどんなに頑張ろうが、他人を変える事はできません。

例えば、ここで言う嫌な上司に対して、

良い上司になってもらおうと自分が何か(おだてたり、褒め言葉を)言おうが

影で同僚に上司の悪口を一生懸命しゃべろうが、

当の本人は全く変わることなく、知らぬ存ぜぬで

嫌な上司のまま毎日会社に出勤してきます。

この様に、何をしようが他人を変えられない事が

自分でも身にしみてわかってしまえば簡単で、

今度は逆に自分自身が変わってしまえば、

問題が解決することに気がつきます。

さて、自分自身を変えていくにあたって

まず最初に行動にしたいこととしては、

「相手に合わせない」

という事です。

これはとても重要なことで、

例え、嫌な上司がいくら不機嫌だろうが

嫌いな上司がいくら怒っていようが、

いけすかない上司がいくら見下した態度だろうが

自分自身は全く取り合わず、自分らしく居続けることが

「相手に合わせない」という態度になります。

この態度は最初はとても難しいと思います。

嫌な上司に見下されたり、仕事もできないくせに

仕事上のミスをくどくど何時間を言われ続けると

誰だって、腹も立てば、嫌な気分になるってもんです。

しかし、取り合わないでください。

相手に合わせないでください。

相手に合わせて話を聞いていると、自分のペースが乱されます。

つまり 自分のペースが乱させる = 自分らしさを失う

という話になってくる上、ストレスの元にもなりかねません。

ただし、相手を無視することは禁物で、無視は相手にすぐばれます。

無視はしないで相手のペースにあわせない様にするのです。

言いかえると、仕事上で重要な事以外は、

相手の話にうなずきながらも、右から左へ聞き流せばいいのです。

(ただこの聞き流しにはちょっとコツがあって、
 目線を顔の中心、鼻辺りに置いておく事が重要です。
 逆に目線を泳がせてしまうと、いくらうなずいていても、
 聞いていないと思われてしまう可能性があります)

さて、相手のペースに合わせない。が出来たとして

次は、自分が相手をどんなに嫌いであろうと

相手の幸せを(頭の中で)願ってください。

具体的には

「○○さんが幸せになりますように。」

「○○さんが幸福になりますように。」
(体が弱い人なら健康になりますようにでもOK)

とその上司に会うだけでも(会話が無くても)頭の中で繰り返すのです。

(本心は違っていても、出来るだけ真剣に一生懸命お願いします。
 適当に思うのと、一生懸命、真剣に思うのとでは効果が全く違ってきます)

また、嫌な事を言われても、見下されても、

腹が立つ前(腹が立っても)に頭の中で相手を祝福してください。

これを「なぜするのか?」という理由は

あなたの思った事が、そのまま、嫌いな上司に伝わっていくからです。

が答えです。

「以心伝心」という言葉はご存じだと思います。

あれは嘘でも冗談でも空想でもありません。

自分が嫌いな人は、不思議と相手も嫌いなものです。

これはなぜかというと、あなたの嫌ってる想いが

そのまま相手に伝わってるからです。

特に「嫌い」という感情や思いは、ホトンド相手に伝わっています。

(逆に「好き!」という感情や想いは、鈍感な男には
 わかってもらえない場面もあるので不思議ですがw)

そしてこの「嫌い」という感情を、相手を祝福する事で打ち消します。

頭の中で「真剣に」考えられる数は、たった一つなので、

相手の幸せを願う(考える)と相手を嫌いだと考える余裕が無くなるのです。

怒られて腹が立ちそうな時に、

相手の幸せを願うという行動は

一見、矛盾している感じがするかもしれませんが

自分が思ってる事は全て相手に伝わっていく事を考えたら

「嫌い」という感情は相手がどんな人でも

思わない方が絶対に良いと私は考えています。

そして、仕事上で重要な事はしっかり聞いて、他のどうでもいい事に関しては

上の通りにやっていけば、段々と相手も落ち着いてくるはずです。

ただここで(いきなりですが)逆の立場を考えてみます。

自分にとって嫌な上司、見下す上司というのは、

正直、だれだって嫌いになるものです。

しかし、会社を運営するには、

誰かが「いやな人」を演じなければいけない場合もあるのです。

会社では、誰かが、会社をより良くするために、

間違いを正したり、怒ったりして指導しないといけません。

しかし、怒るの事というのは、体力もいるし、

根がやさしい人ほど辛いものです。

更に、正しい事を伝えても、

逆恨みされることだってあります。

つまり、怒ってる人(上司等)に得になる事はあまりないのです。

出来るなら、怒らなくてすませたいのが本音だと思います。

しかし、怒る人がいないと会社が回らないなら、

誰かがやらなければいけません。

それがたまたま、あなたの上司だったとしたら?

ただ、怒られるのは誰だって嫌です。

しかし、そういう立場の人も会社の中には結構いるのです。

もちろん中には、人間的に未熟な人もいたり、仕事も出来ない人もいます。

ただそれでも、相手を変えるより自分を変えた方が、

とても簡単で、とても効果的に環境が変わると思います。

最後に、もし参考になる部分があれば、実際行動してみてください。

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