結構みなさんも経験しているかと思うのですが、
普通にしゃべっていて、相手も「うんうん」と頷いてるけど、
本当にわかってるのか疑わしい人って
自分のまわりにいませんか?
例えば、
仕事上で相手に伝えとかないとマズイ情報で、
自分ではわかり易く伝えてるのに、
目の前でも「はい」とか「わかりました」と
答えてるのにもかかわらず、
見てみると、仕事が全然できてない人とかです。
このパターンなどは、
仕事の内容は、言葉で聞いても、
その仕事をどうやったらいいか知らなかったり、
何を参考にしてすればいいのか知識がなかったり、
仕事をこなすには、人の手を借りないと駄目な事に
気がつかなかったりと、結局、
新人さんに多いのがこのパターンです。
つまり、聞いてはいるが、理解はしてない。
という状態です。
逆に、物事を伝えるにも、工夫や
気配りが必要な事があるのも
みなさんは、よく知っているかと思います。
例えば、逆の立場で、
私の周りにひとり、とっておきの人がいます。
その人は、メールのやり取りの際、
ほぼ毎回、主語が抜けているのです。
つまり、自分はわかっているし、
常識だから、みんな知ってて当然という考えで、
メールの文章を書いて、私に送ってきているのです。
ちょっと説明しますと、
私自身は、芸能界には疎い人間です。
でも、その友達は、芸能界の最新情報で、しかも、
マニアックな分野の情報をメールに書いてきます。
ただ主語が抜けてるので、
私自身、何を指しているのか理解できません。
( ´ ▽ ` ) 正直言ってわからない
文章を読んでも、まったく理解できないのです。
こんな感じの人をちょっと分析してみると、
自分中心に物事を考え、相手も自分と同じ知識を持ってると
勝手に想像して、相手の理解度がどうだろうと
話題を丸なげして、自分は自己満足できて終了。
という感じでしょうか?
(本人は話が通じていると思っているようです)
言い方が悪いかもしれませんが、こういうタイプは
「空気が読めない人」ですね。
これは、結構やってる人が多いし、
自分も気を付けないといけないと思っています。
また、日常のなかで、普通に話をしていても、
「わかっている人」と「わかって無い人」の受け答えが
同じ言葉でも、意味が違う事がある。という事に
みなさんは、気がついているでしょうか?
これは、ちょっと難しい話になるかもしれませんが、
例えば、日本の政治にについて、
勉強している人と、まったく知識すら無い人がいるとします。
知ってる人が A 知らない人は B とします。
ここで、Cさんとみんなでテレビを見ていたとして、
ニュースで国会中継を見てるとします。
Cさんが「日本の政治家ってダメだよな~」
と、何気なくクチにした時に、AさんもBさんも同じ様に
「ダメだよな~」と答えたとします。
そう、AさんとBさんは、同じ様に答えました。
「ダメだよな~」
でもAさんは、日頃、色々勉強していて
政治に関しても詳しく知っています。
しかし、
Bさんは、何も知りません。
ただ気分で答えたに過ぎません。
さて、あなたは、どう思いますか?
文章にしたら同じ答えですが、
意味が全然違っているのに気がついてますか?
Aさんは、世の中全体から見て、
日本の立場や方向性、舵取りが定まってない今の状況や、
政治家自身も口先だけで、責任なんて取る気もない
その場限りで、耳障りのいい話をしている事に対して
「ダメだよな~」
と答えてるのですが、
Bさんは、Cさんにただ合わせて適当に
「ダメだよな~」と言ってるだけです。
同じ言葉でも、意味が全く違うのはわかりますよね。
これに気づいてないと、自分の場合でも日常のある場面、
重要な場面で、判断ミスをする事になるかもしれません。
ちょっと話変わって、別のパターンでは、
人のアドバイスをもらう時に注意してないと
悲惨な結果になるパターンがあるのですが・・・
例えば、物事がわからない人に相談して、
そのアドバイスを素直に受け入れて
取り返しの付かない大失敗をする人がいます。
これは、もう、笑い事では済まされないのですが、
他人に依存して生きてる人によく見かける光景です。
(最悪のパターンです)
ただ、わからない人にも種類があります。
ピンポイントに物事がわからない人。だけど、
大筋は理解できて、多角的に物事が見れる人なら
悲惨な結果は、あまり無いとは思うのですが、
ピンポイントどころか、何も知らない人が、訳知り顔で、
テレビとか誰かの話した事を、自分がさも思いついた様に
アドバイスして大失敗してるケースは少なからずあります。
でも、じゃあ、
わからない人とわかってる人の区別ってどう見ればいいの?
と、いう話になると思うのですが、
これは、
あなた自身が色んな勉強をしたり
沢山人生経験をしてください。
としか答えられません。
結局、どんな事でも物事の理解というのは、自分が基準になります。
自分のわからない事を基準にして、人に聞いていけば、
やっぱり、わからないなりのアドバイスしかもらえません。
ちょっとここの説明が難しいのですが、
つまり、卵が先か鶏が先かの話に聞こえるかもしれませんが、
結局、わからないなら、わからないなりに、自分が勉強して
それでもわからないなら、人に聞く。という感じでしょうか。
そうすれば、少しずつ理解出来ていき、わかってくる様になり
質問する時にも、わかってる人に聞くようになってきます。
だから、
自分が、どこまでわかってきたかな?を判断するには、
自分の質問をチェックすれば、よく分かります。
例えば、漠然と、生きてるってどういうことだろう?
と、昔考えてたとします。
勉強していくと、生きるという意味ってなんだろう?
になったり、生きる先に何があるんだろう?
や、自分と他人の生に、どんな違いがあるんだろう?
などなど、過去の、ただ漠然とした疑問より、
少しずつ少しずつ具体的になっていきます。
質問内容が=その人の理解度 と、考えていいと思います。
だから、普段話をしている友達でも、
ちょっと気をつけて、おしゃべりしてみてください。
自分の話してる事の意味と、友達の受け取った意味が
時々違ってたりします。結構意識しないとわからない所ですが。
社会に出ると、いろんな所で、意味の履き違えが起こってくるので、
心の片隅にでも、覚えておいてもらえたら、何かの役に立つかもしれません。
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