西式健康法 <毛管運動>

今日から、西式健康法の六大法則に入っていきます。
今回は、毛管運動のやり方を書いていきます。

この毛管運動の基本的なやり方は、
手足を心臓の位置より高くして、
微振動させたり、大きく振ったりする運動です。

つまり、手足を
心臓より高い位置に持っていく事が大事です。

さて、実際のやり方なのですが本当に簡単です。

仰向けに寝て、両手両足を上に持ち上げて、
手足をまっすぐ伸ばし、微振動させます。

これを最低1分以上やります。

しかし、初めての人や慣れてない人で、
運動不足な人や、足の柔軟性があまりない人が、
しっかり毛管運動をした場合、
この1分すら、もたないかもしれません。

この1分というのは、最低ラインなので、
しっかりキッチリやれないのなら、
最初はあまり力まず一生懸命やらずに、疲れて
両手両足を下ろさない事の方に集中してください。

この最低1分というのは、
血液が体を循環する、ある一定の目安から来たものです。
つまり、10秒や20秒程度では、血液自体が
体を一周もしてないので、あまり効果が望めないのです。

効果が出てくるという時間が、1分からと思ってください。

出来る様になったら、次の目標は3分です。

さて、ここまでは時間を書きましたが、
次はやり方の種類や注意点を書きます。

やり方の基本は、上に書いたとおりなのですが、
体が硬い人は、垂直に両足が上がらないと思います。

これは仕方が無い部分もあるので、両足を
とりあえず心臓より高く持って行く事に集中してください。
まっすぐ上まで上がらなくても、斜めでもOKです。
ただし、手足の関節は曲げないようにお願いします。
(効果が極端に変わることはありません)

さて、両手両足を垂直に上げて微振動できたとします。

これはまだ楽なやり方です。

手や足に故障がある人や、
高血圧症など病気を治したい人は、
この方法でも十分ですが、
更にこれ以外の方法も少し書いていきます。

微振動で3分続けられるだけでも、
かなり効果があるのですが、更に効果を上げる為に、
今度は両手両足を、手足の付け根から、
大きく振る様にしてみてください。
(手足の付け根を支点にして。が重要です)

もちろん手足は曲げずに、まっすぐ伸ばしたまま。
これをできるだけ早くすると、かなりキツイと思います。
(しんどい場合はゆっくりでOKです)

これをやると、3分いけてた人でも、
2分ですら難しいでしょう。

ただし、
手や足の先に怪我や病気がある人にとっては、
かなり効果が出るやり方です。
(もちろん無理はし過ぎない程度で)

例えば、指先に
ちょっと深く切り傷が出来てしまい出血したとします。
一応消毒したけど、縫ってもらうかどうか迷ってたなら
迷わず、その怪我した手を伸ばして
頭の上にもっていって毛管運動です。
心臓より高い位置なので立っても座っててもOKです。

これを10分ぐらいしてると、
自然と止血して傷も自然治癒で早く治るようです。
(日に何回か続ければ、それだけ早く効くみたいです)

手や足に病気がある人には、この毛管運動をやると
手足の先が、一時的に血液の流れが悪くなり、
酸欠状態になります。

そして運動を終えて、手足を下ろすと
急速に血液が送り込まれて、
毛細血管で手足の隅ずみまで、栄養と酸素が
運ばれることになり、病気などの治癒につながるのです。

前回、グローミューの話をしました。

このグローミューは毛細血管とセットになってる
と書いたのですが、グローミューは毛細血管と違い、
細胞に栄養補給をしません。

細胞が一時的に断食状態になるので、
手に傷があっても細菌が繁殖しなくなるそうです。
だから、化膿もしないで直ぐに治ると本にあります。
(これは自分で試してないので効果はわかりませんが)

さてこれは、1日に何度やってもいいようです。

普通の人は10回も出来ないし、その前に飽きます。
ただ、怪我などがある人は、時間を開けながら
やっていくと、かなり回復が早くなると思います。

しっかりやると、かなり疲れる運動ですが、
心臓病や高血圧の人には、かなり効果のある健康法です。
日頃、歩かない人や運動不足の人にも
結構足を動かす運動なのでおすすめです。


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