西式健康法 <平床>

今回は、体を動かす運動ではなく
寝る時にする「平床」の紹介です。

さて、平床とはいったい何なのか?というと、
簡単に言うと「平で硬い床に寝る」とう事です。

一般的には、硬い床に寝る事自体があまりなく
スプリングが効いたベッド等、普段は
柔らかい所で眠りに着くと思います。

でも、これは体にあまりよくありません。

健康ならともかく腰痛の人が柔らかい所で寝ていると
ずっと腰痛が治らないかもしれないのです。

柔らかい所で寝てると、背骨を狂わせるそうです。

体を横から見れば、よく分かるのですが、
どんな人でも、背骨はゆるいカーブを描いています。

柔らかいマットレス等は、このカーブにそって
体を包み込む様になっているのですが、
人間は、夜、寝ている時に、
背骨の矯正を無意識にしているそうです。

例えば寝相が悪い人は、寝ている間に
背骨の矯正をしているから暴れてるみたいですね。
(周りには迷惑ですが、本人は健康にいいようです)

そして、寝相が悪くない人は逆に
スプリングが効いたベッド等だと、
体が沈み込んで、体が歪んでくるようです。

そこでこの「平床」が出てきます。

この平床というのは、ただ床で寝れば良い。
という事ではなく、ベニヤ板などの板を
ベッドがわりにして寝る。というものです。

もちろん、手で曲げれる様な柔らかいものは論外で
ベニヤ板なら1.5cm以上、一枚板の場合は3cm以上
の厚さが必要だとあります。

また、板の上で寝たら冷えるのでは?
という疑問を持たれる方がいるかもしませんが、
本当は布団の方がよっぽど体の熱を奪っているのです。

実は布団は人の熱を吸収して温かくなります。
夏は熱いぐらいですが、夏でも冬でも
人から体温を取り、その温度で寝ている間、
知らず知らずに汗をかきます。

寝てるあいだに熱を取られて、
更に、汗で塩分とビタミン類も出しているのです。
厚い敷布団で更に電気毛布でずっと寝ている人等は
健康な人はあまりいないかと思います。

平床の場合は、
板なので布団より熱を吸収しませんし
汗もそれほどかかないので、
体にも負担があまりありません。

しかし、体の歪んでる人、
背骨が曲がってる人ほど
この平床は苦痛だと思います。

私自身はこの平床はやっていません。
しかし、簡易的に、畳に新聞紙をしいて
その上にゴザを敷いて夏の間寝てみました。
(畳に直に寝ると冷えるそうです)

実際にやってみると、体のいたるところが
痛くてまともに寝れませんでした。

もちろん、平床を始める人も
最初は慣れないと思うので、毛布を1枚か2枚敷いて
寝るのもいいかと思います。(なれるまで)

最終的には素っ裸で寝るのが
健康に一番いいらしいです。

そして体が痛いというのは、
やはりどこかが歪んでる様です。

板の上で寝て体が痛い人は、
背柱が前後に副脱臼しているのだそうです。
痛みに比例して副脱臼も酷くなってるのだそうです。

だから、その脱臼を治すために平床でがまんです。

実際にやっていくと、自分の体重の作用で、
自然に背骨の狂いを調節するそうです。

お腹がはってたり、体がだるい時などにも効果があり
肝臓や腎臓の働きがよくなって
朝の目覚めがスッキリするのだそうです。

腎臓で体がむくんでる人や、尿が出づらい人等は、
排尿が良くなってむくみが取れるのだそうです。

また、肝臓が悪い人が、ふかふかのベッドで
肝臓を下にして寝いていると
とても良くないようです。

健康な人でも、一度、
平床を試してみてはどうでしょう。

運動する必要がない背骨の矯正なので
費用は板1枚買うだけで
腰痛があっても通院するよりかかりません。


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