西式健康法 <毛管運動> 2

今回は、注意事項と補足を少し書いてみます。

前回は、この毛管運動をしている時、
足の先の部分、踵や足の裏の角度とかを
詳しく書くのを忘れていました。

実際にこの運動をする時は、
アキレス腱を伸ばす感じでしてください。

つまり、イメージとしては、
足のかかとの部分を上に上げて、指先を下げる感じです。

ただ、足をまっすぐ伸ばして、アキレス腱を伸ばす感じで
毛管運動をするのは、とてもキツイところがあります。
しかし、ここはがんばってやってみてください。

また、人によっては、足首がぐらぐらして
アキレス腱を伸ばそうにも、力が入らない人がいます。

この場合、毛管運動を続けてると
逆に足首を痛めるかもしれません。

そういう場合は、添え木などして、足首を固定してください。
(私は絵が書けないので、ネットで検索かけてみてください)

足首は基本、固定した感じで(イメージで)
動かないようにして毛管運動してください。

さてここで、足が真上、垂直に上がらない人へ。

足を上げても垂直に上がらない人は
柔軟性がないともいえますが、
実は、腸麻痺がある人も、
途中までしか上がらない事が多いのだそうです。

腸麻痺というのは、宿便などが腸にあって、
腸が動きにくい状態、腸の作業が出来ない状態です。

例えば病気の中には腸閉塞というものがありますが、
この腸麻痺が原因のものもあるそうです。

足が上がらない場合は、毛管運動の直後に
金魚運動をセットにしてやってみてください。
(交互に何度かやってみてください)

本には、もう足が上がらない状態から、徐々に足を下ろし
腰椎が浮き上がる寸前で足を止め、毛管運動をして、
終わったら徐々に足を下ろして、金魚運動とあります。
そしてまた毛管運動をする。

こうすれば、腸麻痺に関係した
胸椎の副脱臼が取れやすくなると書いてあります。

腸麻痺が気になる人は、
この運動パターンも取り入れてみてください。

他には、

胃の調子が悪い時は、
人差し指を伸ばしたまま、なるべく力を抜いて
手首に意識をもっていくようにします。

腎臓の悪い時は、
中指を伸ばして、なるべく力を抜いて
肘の親指側に意識をもっていくようにします。

心臓の悪い時は、
前胸部の腕の付け根のところを、
なるべく力を抜くようにすると、
胸椎2、3番に意識が行くので、
特に効果があるようです。

この毛管運動は、通常金魚運動の後にやるそうです。
・消化器の不調の場合は、金魚 → 毛管。
・循環器系の障害の時は、毛管 → 金魚。
の順番でやるそうです。

本には、健康な人は朝晩に1回ずつでOKとありますが、
今の日本には健康と呼べる人はあまりいないと思うので、
思い立ったら直ぐにやる。を毎日の習慣にしてください。

この毛管運動は
自分が思った以上に効果のある健康法だと思いますよ。


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