西式健康法 <金魚運動> 2

さて、この金魚運動をやると、
身体にどの様な効果があるか?
を、まず書いていきます。

まず、腸が活発になる。は、前回書きました。

ただし、たぶん?ですが、腸の癒着に関しては、
後で説明する「背腹運動」に比べると
あまり解消はできないかもしれません。

次に、腹痛が治り、便秘も良くなります。
(しかし、改善しない場合は
 別に原因があるかもしれません)

実は、この金魚運動は、
他人にやってもらっても効果が見込めます。

例えば、小さいお子さんが腹痛を訴えた時に、
薬を直ぐに飲ますのも悪くないとは思うのですが、
少し程度の痛みなら、親が子供のかかとをもって
ゆらゆら左右に揺らしてやれば、
いつの間にかおさまってる事があります。

やってあげる時は、楽しい話題とかで
子供の気を紛らわせてしまえば
気がついたら痛みが取れて
笑ってたりしてるものです。

大人の場合は、機械が売ってあるので
それを活用してもいいかもしれません。

金魚運動マシーン か 金魚運動マシン とかで
検索すると、5000円~10000円ぐらいであります。

ただし、機械なので
やりすぎると腰痛になる人もいるそうです。
ただ、大人でもゆらゆらと人の手でやった方が
病気の改善につながりやすいと思います。

次に、この金魚運動をやっていくと、
背骨の矯正にも効果があります。

日本人のホトンドの人は、背骨が曲がっています。
右に曲がってたり、左に曲がってたりと
一本の背骨が「S字」の様に曲がってる人もいます。
(これは左右の話です。前後のカーブはまた別の話です)

背骨が右か左、もしくは両方に、
くねくねと曲がっていた場合、
残念ながら、その人は少なくとも健康ではありません。

そして背骨が曲がるのは、
いくつか原因がありますが、
大きな原因のひとつに、
骨盤辺りが関係している場合があります。

この骨盤辺りが原因の場合は、
もう足の長さから左右違ってくるので、
そこから直さないと話にならない場合があります。

左右の足の長さの違いは、
仰向けに寝てまっすぐ足を伸ばした状態で
人に見てもらえば分かります。

左右の足の長さが、極端に違う人は
(例えば1cm以上違う場合)後で説明する
「合掌合蹠」をすると改善していきます。

しかし1日1回程度では、びくともしないので
ある程度回数をやります。
(具体的にはまた別の機会に書きますね)

ここでは、足の方は
合掌合蹠で治してるとして話をすすめます。

背骨がぐにゃぐにゃ曲がってると、
どうしても病気がちになりやすいのです。
虚弱体質の人は、背骨がはっきりわかるぐらいに
曲がってる人がいるかもしれません。

ここで具体的に、金魚運動が、
どの様に背骨に作用しているか書いてみます。
(甲田光雄先生の本参照)

この運動を毎日かかさずやっていると、
脊椎骨の左右の狂いが(副脱臼が)
矯正されていきます。

結果、椎間孔の歪みが治り、
脊髄神経に対する圧迫や抹消神経の麻痺が解消され
全身の神経機能が正しく整うのだそうです。

つまり、背骨が曲がっていて
神経を圧迫していたのが解消されていき
背骨を通ってる神経系統の健全化により
体の機能が正常化される。という話です。

ただ、この背骨がいつも曲がってる状態の人が
1日や数日やった程度で終わってしまうと、
すぐに戻ってしまいます。

癖になっていて、いつも曲がってる状態で
生活しているので、金魚運動を気長に続けないと
背筋がまっすぐになり正常になるのが難しいのです。

たまに背骨の矯正をカイロプラクティックなどで
プロに治してもらう人がいますが、
確かに、効果はあると思うのですが、
やはり一時的なもので終わるでしょう。
(筋肉が背骨の曲がったままでクセになっていて
 少々の事では、体がすぐにもどってしまうのです)

人間の身体は、一時的、瞬間的な作用では、
根本から変わりにくい。というのが現実です。

これでは余計にお金がかかってしまいます。
西式健康法は、お金がほとんどかからない
(本人次第の所が大きいのですが)
効果のある健康法です。

自分の身体は自分で責任をもつ。

のが本来当然の事なのかもしれません。
また、後から説明する「背腹運動」と
もう一つ「合掌合蹠」と合わせて
この「金魚運動」をすれば
背骨の狂いが、かなり早く
改善されるかと思います。

まとめとしては、
金魚運動は、お腹の改善に効果があり、
少々の腹痛や便秘なら、これをやっていれば
薬はいらないという運動です。

これを続けていれば少しずつでも
お腹の調子が変わってきますよ。


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