会社に入って人間関係に苦労する人は、まず、仕事そのものに問いかけしてみてはどうでしょう?(就職する前にしておきたい17のこと を読んで3)

大多数の日本人は、
高校または大学を卒業したら会社に勤めます。

(ただし現在は、正社員になれずに
 バイトからのスタートの人も多くなっています)

一般的なサラリーマン家庭で育った多くの人は
大企業や将来有望な会社、安定した業種を基本に
会社を選び入社試験を受けて会社員になります。

もちろん、ある程度の趣向は考慮してで。と思いますが、
会社の会計に関わりたいから会社に入ったからといっても
入社したら営業や製造に回される事は普通にあります。

また、日本国内で働きたいと思っていても、
入社の半年後には海外へ。という事も普通にある事です。

これらを見ればわかると思いますが、
その人、本人の才能や仕事の好み、やる気などが
一切考慮されない場合がどこの会社でも多少はあるのです。

会社に入る。という事は、
好きでもない仕事を強制的にしないといけない場面もある。
という事が、普通に行われているのが今の日本です。

ただし、それでも自分が納得して頑張れればいいのですが、
二十前後で右も左もわからない人が、すべてを理解し
納得して、好きでもない仕事をやっていけるか?
というと、そんな簡単な事でもないのは
誰でも想像できるかと思います。

そして、こういう状態を続けた結果、
日本のサラリーマンのかなりの人が、
すべてを納得し、好んで仕事に
取り組んでいる状態ではなくなった様です。

つまり、なにかしら不満があり、
一生を打ち込める仕事でもないものに
お金のため、生活のために、
本当の自分を押さえ込んでまで
がんばってる人が多いのが現状のようです。

これは、今の会社を辞めたら、
他に自分を雇ってくれる所がホトンドないから。
という理由が根本にあるので、
八方塞がりともいえなくもありません。

今の会社は自分に合っていない、
でも、他に行くところがない。

こういう状態を続けていたら
誰だって愚痴や不平不満も言いたくなるってもんです。

でも、なぜこういう状態になったのかわかりますか?

それは、子供の頃から、学生の頃から、
正しい情報を教えてもらえなかったからです。

どういう事か、順を追って説明すると、
まず、自分の親が正しい事や情報を
知らない事が根本にあり

次に、学校で正しい事、
情報を教えないシステムの中で授業を受けて
間違った事を信じたり本当の事を知らずに卒業してしまう。
という事がこの原因にあたります。

では、なぜ正しい情報を私達は知らされないのでしょうか?

これについて、みなさんは考えた事がありますか?

今、何かの問題を抱えてる人や、悩みがある人は、
この正しい情報を知らなかったからという事が
大きな原因のひとつです。

学校では、人の生死や経済は誰が回してるのか教えません。
お金そのものについても、授業としてありません。
仕事や人間関係についても、1教科としてありません。

全部、社会で生きていくには必須科目なのに無いのです。

心理学や哲学ぐらいは、小学生から教えていかないと
人は何故生きてるのか?すら自分で考えないし
相手に対しての思いやりや、
親身になる事ですら、自分で考える事もないでしょう。

結局これらを、人生につまずいたり、
挫折を味わった時に初めて勉強するのですが、
あまりにも効率が悪すぎます。

そしてこれが
今の日本の教育体制であり、社会構造なのです。

つまり、社会に出ても何も知らない。
もしくは、間違った知識を信じてる状態で
スタートするのが今の日本の学生達です。

でも、これだと誰が得をするんでしょうか?

答えは簡単です。

今まで何度も何度も書いてる
「誰が経済を回しているのか?」の
この「誰が」です。

仕事で人を使う立場になればすぐに気がつく事ですが
正しい情報を知らない人や、物事を知らない人は
とても扱いやすい人達です。

自分で何も考えない人や考えられない人、
自分で物事を決められない人、他人に任せる人など
こういう人ほど、扱いやすい人間はいないでしょう。

また、自分で考えない人に、テレビや新聞を使って
情報を操作して、間違った知識を与えると、
簡単に、この「誰か」の思い通りに動いてくれます。

つまり、自分で勝手に墓穴を掘って
自ら進んで埋まってくれるのです。

前回、自由人と不自由人の事を書いたのですが、
不自由人は、まさに上に書いたとおりの行動をしています。

この「就職をする前にしておきたい17のこと」は
不自由人がこれからどうなるか。
自由人になるにはどうすればいいか。
が、本田健さんが、いろんなタイプの自由人を参考にして
書いているので、今、仕事に悩んでる人は特に、
別の視点からヒントがもらえるかもしれません。おすすめです。


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